ピトケアン諸島:本当にただで土地をくれる?


日付: 2020-05-24 閲覧数: 713



ピトケアン諸島の政府は少子化問題を解決するために助けを求めている。移住を促進するにあたって好奇心を唆るアイディアを提案した。移住者にただで土地を与えるという提案だ。子どもをもうけようとする移住者に好機かもしれないが、譲渡の条件も詳しく見てみよう。


快く申請する移住者が少数だ。


ピトケアン諸島には4つの島があり、ピトケアン島以外の島に人類の生態が存在しておらず、先住民の次に英国の反乱者が1790年以後に出現し、数年後イギリスの植民地になった。現在はピトケアン島に反乱者の子孫が住み続けている。 フレッチャー・クリスチャンの率いた25人の乗組員が反乱を起こし、タヒチに上陸したがパンドラ号の乗組員に逮捕された。フレッチャー・クリスチャンを含み逃げられた乗組員がタヒチの先住民たちとピトケアン諸島に向かって航海に出た。まさに海賊物語のように。


ピトケアン諸島の居住者がバウンティ号の反乱者となった乗組員の子孫だあり、その歴史が1790年代にさかのぼる。 船員のトマス・ステーンズが1814年にピトケアン諸島を発見したが、ほとんどの反乱者たちが漁色に溺れて既に死亡したという。生存者が住み続けて、1930年代に人口のピークで ピトケアン諸島に約250人が居住していた。


1940年から、イギリスの軍隊に入ったピトケアン人は初めて海外の雰囲気を味わい、戻りたい気持ちにならなかったから、人口が著しく減少し現在の人口は僅か50人だけだ。


この50人の中で高齢者が多く、18歳と40歳の間に7人しかいないらしくて、人口減少に歯止めをかけるには移住者の流入が必要だ。


ピトケアン諸島当局による「ただで土地をあげる」オファーは注目を集めたとは言えない。1年間でピトケアン諸島に関する情報を求める申請者数は約700人であり、実際に動き出した者がいないという。


当記事では、ピトケアン諸島に住むことにあたって注意しないといけないこととそのメリットとデメリットを詳しく説明したいと思う。


ピトケアン諸島のメリット


遠島に住むことは憧れだという人にとっては無料だ土地が手に入るピトケアン諸島当局が提供するオファーは魅力的だと思う。


だが、ピトケアン諸島はまさに人里離れた場所だよ。


それだけではなく、自然保護区であるため自然が間違いなく美しい。ピトケアン諸島自然保護区が周辺の海洋を守る為に排他的経済水域として設けられ、冬季にやってくるザトウクジラの繁殖地ともなっている。


砂浜や森で散歩するのが好きな人に毎日晴れる天気がぴったりだ。冬と11月から3月までの梅雨の時期で気温が多少下がる。


島から離れて少し冒険したいと思っているなら、周りの島を訪れば良い。科学的な研究活動が行われているヘンダスン島はユネスコ世界遺産に登録されている。野鳥観察や人里離れた場所を探索したいなら、ここでふだんめったに目にすることのない種類の動物も発見できるよ。そして、無人島のオエノ島も一見に値する。


多少英語が喋れたら言語の壁がない。なぜかっていったら、公用言語は18世期英語とタヒチ語を混ぜたピトケアン語であるが、学校で英語も教えられている。なので、言語の壁に由来するトラブルが起こり得ない気がする。


ここはいろんな税制優遇を享受できる。土地税が非常に安くてそれ以外の税金を支払い義務がない。まったくない! メリットは以上だ。

申請方法


在留資格を取得する為の申請が素早く済むが、完全に無料だと言えない。


条件がほぼなく、最初はオンラインで申請し500ニュージーランド・ドルを支払う必要がある。申請書を入力すると、審査がすぐ通るらしい。その後、土地をもらうまでは六ヶ月間島に住むことが条件だ。この六ヶ月間でピトケアン諸島の政府とともに六ヶ月以上住みたいかどうかを決める。


この半年で何をするかはあなた次第だが、豪華絢爛なホテルで思う存分に遊べると期待しない方がいいよ。六ヶ月間でも嫌にならなかったら土地を手に入れることができる。


土地の所有者になると人里離れた場所にある憧れの家を建て始めてもいい。ニュージーランドから業者に注文してもいいし、技能のある所有者が自分自身で建築にとりかかってもいい。DIYを選ぶと建築コストを著しく削減できるが、構造の複雑な家を建てれると思わないでください。


家を立てることでピトケアン諸島で2年間の在留資格を取得できる。満了日が近づき再申請する必要がないが、当局に書類を確認してもらうだけだ。要するに、当局が居住者になっていることだけではなく、継続的にピトケアン諸島に住んでいることを確かめたいということだ。


それが無事に住むと、短期賃借人になり、そして最終的には永遠に土地を譲渡してくれる。


以上だ。お疲れ様!先着順,早い者勝ちだ!


問題点


反乱者の子孫の島に移住するなんて悪いアイディアだとは思わないが、デメリットについても一言を述べたい。


ピトケアン諸島のHPによると:「ピトケアン諸島に住むことを誰でも受け入れるとは限らない」と書いてある。


実は特殊な人間を募集しているらしい。島のインフラの維持など助けをする、子どもがいて、若くて腕力のあるカップルが一番歓迎される。ここは間違いなく感情的にも、精神的にも百万馬力が必要だ。


ただで土地を獲得できる国がいくつかあるが、ここは経済的基盤を整える目的で投資を目指す起業家を募集する場所ではあるまい。


以下のものも欠けている


生活とサービス


ピトケアン諸島の居住者になると、当地の漁業、農業などにも貢献しなければならない。


やや高いハードルを乗り越えないといけないわけだ。


当地のインフラを支える為に、維持やその他の作業に取り組むことも期待されている。嵐など自然災害によるダメージを修理したり、農園を耕したり、漁船の乗組員になったりすることも義務だよ。


人手不足が一番激しい場所で居住者全員の助けが求められる。理想のタックス・ヘイヴンとは明らかに違うだろう。異国に住むことを選ぶ人に取ってもハードルが間違いなく高い。


ニュージーランドまで二日間の航海が半年間で数回しか行われない。つまり、一回到着したら、逃げ道がまったくない。郵便物、食料品など当地で生産できないものも手に入らないよ。


ちなみに、交通手段が発展した南国がたくさんあるので、必ずしもピトケアン諸島を選ぶ必要がない。

とはいっても、完全に隔離されるわけでもない。例えば、ニュージーランドでSIMカードを購入すると電話できるようになる。 居住者が衛星による接続を使うと、アメリカ人の研究者たちが地震活動に関する情報を伝播する為に設置したインターネット接続設備も利用できる。


ピトケアン諸島には医療施設も設けられており、イギリスの政府によって派遣される医者に頼ることができるが、重病にかかった場合は、ニュージーランドまで行って入院した方がいい。


当地の学校では、ニュージーランドと同じような教育課程が採用されている。子どもと一緒に移住することを考慮する場合は注意が必要。何故ならば、最近児童虐待事件で逮捕された居住者がいて、16歳以下の子どもと同行する場合は特別な許可を取得しなければならない。若い移住者にとって魅力的なところではない。


イギリス市民権


ピトケアン諸島はイギリスの植民地であるにもかかわらずイギリスの市民権を取得できるとは限らない。


自分の生活と資産の自由度を上げる目的で、他国の市民権を得ようとする起業家がたくさんいる。ということで、ピトケアン諸島で土地を無代で進呈してくれるオファーも投資家の注目を集めていて、最終的にイギリスで市民権を取得できるのではないかと思う外国人もいる。基本的にこの考え方が間違ってはいないが、様々なハードルを乗り越えないといくまい。 イギリスの植民地の居住者がイギリスの国籍を持っているが、イギリス生まれのイギリス人と同様な権利を持っているとは限らない。


ピトケアン諸島の国民としてイギリスのパスポートを申請してもいいし、全てのイギリスの領事館から支援ももらえるが、イギリスにビザなしで入国できないところもあり、イギリスの国民になれないし、仕事したかったら就労ビザを手に入れないといかない。


ピトケアン諸島の国民は、EUもイギリスの国民として認めない。ビザなしで旅行できる国がいくつかあるかもしれないが、ビザなしで入国しようとする英国植民地の国民の場合は、イギリスで登録された住所が求められることが多い。ピトケアン諸島は対象外らしい。


事実上、英国植民地の国民として、煩瑣な手続きを済ませることでイギリス市民権を取得できるが、ピトケアン諸島で申請しようとすると、ニュージーランドから大嵐の影響で航海に出ることが出来なくなることもあり、申請の締切に間に合わず、一年後改めて申請する必要があるので、あまりにも面倒なやり方だ。



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